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奨学金350万円を自己破産したら…43歳男性に襲いかかった試練の数々  給料は上がらないが、それでも物価は上がっていく。ギリギリの生活を送りながら、家計の破産も「明日は我が身」と感じる人も少なくないはず。「自己破産件数」は13年連続で減少してきたが、ここにきて微増しているという。 パートⅡ

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 ただし、それよりもキツかったのは、「自己破産して就業できる仕事の制限を受けたこと」と明かす。





「20代のころから続けていた警備員のバイトは、警備業法で破産者は従事できないので辞めるハメに。ほかにも金融や不動産、生保などは派遣社員でも自己破産者を採用しない方針の会社が多く、派遣会社から紹介されても業種NGで断ったことが何度もありました。もしバレると契約打ち切りだけでなく、派遣会社の登録も強制的に解除されてしまうので……」

 また、所持していたクレジットカードは自己破産ですべて解約。車が欲しくてもローンを組めず、泣く泣く断念したそうだ。

「それとスマホの端末代って月々の料金に分割して上乗せされるじゃないですか。あれもローン払いなので自分は審査が通らず、かといって一括払いは高いので、我慢してガラケーを使っています。けど、一番つらかったのは3年前のアメリカ旅行のときですね。ホテルのチェックインでクレジットカードの提示を求められた際、持っていないと答えたら宿泊拒否に遭ったんです。やっぱり自己破産者には、海外旅行なんて贅沢は許されないのかもしれませんね」

 社会的信用の低さによる苦労は、思った以上に多いようだ。